☆☆ VOL.2 既成概念崩れる ☆☆
(2010年10月)

何度かレースを終えて思うこと それは
「遅いなあ〜〜」
腕前には関係ないはずのフラットな直線全開で
TMやKXやエルシノアに付いていけない イヤ置いていかれる。
ジェットやプラグをイロイロ試してみましたが大きな変化はない。
特に気になる異音は確認できませんが、スラップ音はある。
こんなハズはない。
エンジンを開けてみることにします。

USヤマハのHP 旧車に至るまでPLの閲覧ができます。
[74年型YZ125A」 そこには、オーバーサイズピストン&リングが掲載されています。
さらに、いろんな本に79年型のYZ125よりポーラスメッキ採用とあります。
「鉄スリーブなんや」
迷うことなく、海外オークションで1オーバーサイズのピストン&リングを購入してました。
もちろん74YZ125PLに載ってる番号のものです。
気になるクランクの音はないので、今回ケース割りはなし。

@左右クランクオイルシールの交換
A1オーバーピストンのためのボーリング

の2点を念頭に作業を開始

まずはインナーローターを外し左側オイルシール交換
オイル漏れ・吹き抜けはないようですが、サビやら汚れやら〜掃除掃除

次に右カバーを外し、クラッチ外し、一次ギア外し、カラーを抜いて
左側オイルシール交換
こちらのオイルシール、ヤマハはSWタイプという両側にスプリング・リップがあります。
クラッチを組み直していて、クラッチプレートサビ&腐食確認
 汚い・・・これも交換

  

シリンダーを抜いて、さらにビックリ 「エ〜〜ッ!」
驚きました 鉄のスリーブなんてありません。
オールアルミのポーラスメッキシリンダーでした。
左はアルミシリンダーに鉄スリーブのTY175  右はオールアルミシリンダー74YZ125
スリーブ部分の厚みが全く違います。
もちろん YZ125のシリンダーの方が軽量です。



「資料の記述を全面的に信じるのは危険です」

真実はジブンの目で確かめるしかありません。
1オーバーのピストンキットは無駄になりました。
輸出は鉄スリーブだったのか?この辺りは不明です。

翌日、車体番号と74年YZ125 ポーラスメッキシリンダー用ピストンリングとして注文してみる。
バイク屋さんのコンピューターの端末に74年型YZの情報は・・・出るはずもなく
直接メーカーに問い合わせてくれたようですが
「フレーム番号453から始まるバイクはヤマハにはない」と回答されたとか (トホホ)
ではボクが持ってるYZ125は何なの? 初代のYZ125 もう少し大切に管理して欲しいなあ〜
74年型YZ125の情報からヤマハが出した番号は




240から始まります。11611はピストンリングの共通番号。
240は250cc市販ロードレーサーTD2の番号ですね。
公道車と違って1本リングです。
鉄スリーブ用のリングの外周にはメッキが施されています。
鉄スリーブ用は硬いリングでスリーブが減っていくようになってます。
メッキシリンダー用は柔らかいリングでリングが減っていくようになってます。
メッキシリンダーに硬い鉄スリーブ用のリングを使うと
あっという間にシリンダー内面がダメになります。

つづく