☆☆ VOL.6 不調原因判明☆☆
(2012年7月・8月)

春の参戦はYZ360で果たし、迷宮の中のYZ125は再びガレージの奥深くへ。


頭の中で、一体どこが悪いのか? 整理整頓
これまで試してみたこと・・・

 * 左右のクランクオイルシール新品に交換
 * ピストンリング・小端ベアリング・クリップ新品交換  
 * 少しアタリのあったピストン(大きなキズはナシ)は磨き修正
 * ついでにクラッチ盤も新品交換
 * 別のキャブをつけてみる 
 * 点火時期はバッチリ調整
 * キックにてプラグにはバチバチ火花 
 * エアークリーナーBOXを外してみる 
 * 延長され長すぎるチャンバーの端末をカット
 * あらゆるCDIをつなぎ替えて実験  
 * ステーターとピックアップも色々試してみる。

しかし、何をやっても吹け上がってはくれず。
過去には、阪下の試走とSANDAの昼から以外
まともに走ったためしは・・・ない。

一番最初に疑って、最後までこだわったのはCDI。
しかし、どのCDIでもダメだと もしかするとクランク自体NGなのか?
だけど、低速でもクランクの音は出ていないし、コンロッドのフレも許容範囲と思ったのだが・・・。
完全に行き詰る。
出口は見えない。

そんな折、オークションに出品されていた同じく74年のYZ125。
公道を走ることの出来ない競技専用車で圧倒的に販売台数も少なく
激しいレースで使い倒され、現存数は非常に少ない古いモトクロッサー。
探してスグに見つかるものではない。
どうにも行き詰ってしまってたので、コレを入手ししっかり走ることが確認できれば、
2台の部品を取っかえひっかえすることで
行き詰まりYZの不調の原因も探ることができるのではないか?
だけど、オークションのYZもエンジンがかかるとの記述はない・・・動作不明・・・

しかし、思いつくことはやり尽くしてしまい
このままでは進展しないと思われたので
思い切って購入
程度はとても良かった。


しかし、プラグから火は飛ばず。
がっかりしながらも、やっぱりなとも思い直す。
40年近く前の車両なので仕方ないとはいえ
この時代のYZ125CDIの死亡率は高いのか?
CDIを外しながら、以前から気になる点を確認。
今度のYZはピックアップからCDIへの入力線は赤/白、緑/白の2本。
やりつくしたYZは赤白のみの1本。ピックアップからは赤/白と黒が出て、黒はアースに落ちている。
CDIユニットに緑/白の線は存在しない。
数あるCDIユニットの中で、緑/白入力があるものは、つい先日購入したCDIセットのもののみ。
その他手持ちのヤマハ純正CDIはピックアップからの入力線は赤/白のみ。
そこで、もう一台の緑/白入力線ありCDIにつないでみると無事着火。
早速定例作業開始 左右クランクオイルシール交換・張り付いたクラッチもはがす。
キャブの掃除・点火時期調整し 燃料送ってキックすると力強く吹け上がる。
やりつくしたYZとは比較にならない吹け上がり。


期待大

翌日、気分よく再びエンジン始動を試みるものの・・・・
===かかりません===
「何で?」CDIの入力線を差したり抜いたり触るうちにまた火が飛んでかかる。・・・?
CDIユニットを抜いたり差したり繰り返しているうちに
なんとなく安定して火が飛ぶようになる??
「何で?」まあ  いいか

迫るは 絶好の試乗のチャンス 8月26日アネックスパーク三木 ヴィンテージモトクロスSchool。
走るための整備。ステムのグリスアップ・Fフォークオイル交換・スイングアームのグリスアップ
前後ブレーキの調整・チェーンの交換・ワイヤー類の注油などなど。

 

 

前夜25日 間に合った。


翌早朝、あらゆる予備部品も積み込んで出発。

 
暑い日。開会式はテントのもとで、元カワサキワークスライダー・野宮さんのアドバイスも。

 
1974年同年式のカワサキKX125/ホンダCR125/ヤマハYZ125そろい踏み。


さて、走行開始 朝一番のキック キック キック・・・・・・・
エンジンがかからない。
昨晩始動チェックして積み込んだにもかかわらず。
いつまで続く負のサイクル。
確認すると またしてもプラグから火も飛んでいない。
仕方なく 予備のCDIをつなぐ。このCDIはピックアップからの線が赤/白1本タイプ。
ピックアップから出ている2本のうち緑/白はアースすることで点火は確認。
エンジンは一発でかかるも、走り始めると全くダメ。
全然吹けない。すぐに引き返す。これでは前と変わらず。
以前の走らないYZ125の再現ではないか。

んんんん〜〜〜〜???? 
これは・・・つまり 不調の原因の確定?
やりつくしたYZの不調の原因はやっぱりCDIかぁ〜〜?


もう一度火の飛ばない元のCDIにつなぎ換え、試してみると今度は何故か着火。
どこか接触不良を起こしているよう。
ブラックボックス化されているので詳細点検不可。
キックして走り出すと、素晴らしい加速・みなぎるパワー・高回転域まで鋭く吹けあがる。

ようやく、本来のYZ125に出会う。
ホンマによく走る。
UKさんにも試乗していただいた。サスガに速い。
勝手に動画をあげました。

この日は、真夏の猛暑日。
バテながらも、嬉しくて・うれしくて 何度も周回。
幸い朝以外CDI不調は出ず・・・も
いつ失火するかわからないCDIを使うことはできないなと思いながら帰宅。


もう一つ頭の片隅にあり続けたのは
このCDIを使えば、やりつくしたYZも走るのではないか?という期待感。
自宅に戻り、やりつくしたYZのCDIを外し、唯一実績のあるCDIに結線。
このCDI試してなかったけ??と思いながら早速実験。
しかし、しかし、エンジンはかかるものの
「やっぱり吹けない」

何がなんだかわからない。 混乱。
赤/白、緑/白の2本出力の予備中古ピックアップもガレージにあり、赤/白、黒からそれに交換。
チャージコイルも以前とっかえ、ひっかえしていたのを思い出し、元々付いてた’74 YZ125用に戻してみる。
CDIはもちろん、不安定ながら唯一実績が確認できた赤/白・緑/白タイプ。
そして、キック。

何をしてもダメだった アノやりつくしたYZ125が

【バッチリ吹ける!】 

三木で走った新生YZと遜色なし。
長いトンネルだった。

以前の不調YZ125の原因は、
CDIユニットとステーターの両方にあり。


思惑通り今度のYZ125は、原因解明に大きく役立つ。
よかった。
けれど走行確認できた赤/白・緑/白タイプCDIは、接触不良なのか 死にかけの1台のみ。
これほど信頼性がなければ、使い物にならない。

でも不調の原因は「やっぱりCDI」
これは確定。うれしい!

共に74年型の、やりつくしたYZ125 今度のYZ125
両車好調に走る道が見えた!!

死にかけのCDIをなんとかしなければ
さて、これからどうするか?


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つづく