Vol.2 エンジンかかる!
(2005年9月)

喜びの納車です。
程度がどうとか そんなことよりもやってきたことがうれしいそんな納車でした。
頭の中ではすでに元気イッパイコースを走ってる気分でした。
「きたぞ〜〜」とオトキチさんに連絡すると
すぐにその晩 見に来てくれました。

まずは火を確認します。
キックが重いのなんの
上死点少し過ぎた辺りから体重を乗せて「ヨイショ」を気合を入れて踏んでも 
クランクは2回くらいしか回りません。
お話にならないので プラグを外して様子を見ます。
やっぱり飛んでいません。
配線をあちこち触っても当然同じ。
普通に乗ってて 突然飛ばなくなってそのままということでした。

数日後 オチキチさんピットに運んで 点火廻りの検討に入ります。
まずはオトキチさん手持ちのヤマハモトクロッサーと思われる点火廻り一式と交換



結果×
元々着いていたCDIユニット&インナーローターといろんな組み合わせで試しても   結果×
テスターを当てるとインナーローターからは信号は出ていそうなので どちらのユニットも死んでいるようです。
CDIユニットは非分解 樹脂で固めてありますので 修理はお手上げです。
それならばとオトキチさん手持ちインナーローターセットをイロイロ出してきてくれて〜
YZのクランク軸のテーパーに合うセットを見つけ出しました。
スズキのモトクロッサー用だったかな〜〜? と正体はわからない様子。
インナーローターさえつけば、周りのステーターの取り付けは何とかなる・・・・らしい。
ここからは見学。
厚めのただのアルミ板を取り出して バンドソー・旋盤・フライス盤と次々と駆使していきます。
円加工・長円加工・高さ調整・段差加工とアルミ板はめまぐるしく変化
YZのステーター取り付け穴に正体不明のステーターを正しい位置に取り付けるための
スペーサー?スペシャルマウント?が完成しました。

 

こうした体験は今までになかったので 衝撃的でした。
そして確認すると 待望の「火が飛びました」

早速ガソリンを送ってかけてみます。
キックに対してクランクがあまり回らないので少々手間取りましたが
かかりそうな雰囲気 重たいキック
足の骨が折れそうなケッチンも食らいました。
ついにエンジンがかかりました!!



なんと表現したらいいのでしょう。
大地が割れんばかりの爆音です。(少々おおげさ)
大排気量2サイクルレーサー野太い 「ババババババーーーーーーーン!!!!」といった咆哮
この当時のレーサーは「ただひたすら」性能向上のため 各メーカー駆け足の大進化をしていました。
騒音規制もなかったのでは?
「より速く走る」それだけのために作られたマシンは非常にピュアで魅力にあふれています。
エンジンの音を聞くだけで そんなことまで考えてしまう 火入れ式となりました。

つづく