☆☆ VOL.4 快走後・・・暗転 ☆☆
(2007.04)

広島での走りは絶好調でした。
軽い車体に 十分なパワー 懐の深いサスペンション
'75 YZ360からわずか4年で凄まじい進化を体験できました。

雨上がりだった広島のレース マシンはコテコテの泥まみれ
大阪に帰って、車のキャリアに乗せたまま洗車場で高圧洗車しました。
自宅に戻り ふき取りながらも なお泥だらけ
フト外れたホースが目に留まる??
・・・・クランクケースのブリーザーホース・・・・ 
一瞬で顔色が変わったのを実感 最悪の事態
エンジンの中に水や泥が進入しているハズ

エンジン廻りの洗車には気をつけていたつもりですが…
確認するとホース取り付けの樹脂がやせて緩くなっていたようです。
クヨクヨ落ち込んでいるヒマはありませんでした。
一刻も早く 水を抜いて泥を掃除しなければいけません。

気がついて良かったと気持ちを切り替えます。
一度でもエンジンをかけていたなら、いや一度でもキックを踏んでいたら・・・
取り返しがつかなかったかも知れません。
ドレンボルトを抜くと、勢いよくオイルと≪水≫ やはり泥も混ざっています。
エンジンを下ろして、エンジン右カバーを外すと細かい泥が底のほうに溜まっています。
クラッチやシフト廻り・キックを外して クランクケースの中をのぞくとやはり 中にも
ケースを割ろうとしますが、インナーローターが外れません。

  

家にあったロータープーラーは全部合わなかったので
こんなの買ってみました。イッパイある!



あろうことか…全て合いませんでした。
ダメ元で車体番号を告げてヤマハに純正部品を注文すると
納品!「純正特殊工具」
うれしい 最初からこうすれば良かった
インパクトなんか使ってエエんかいなと
≪外れました≫
拍子抜けするくらいあっさり さすが専用品

  

クランクケースを割ります。
クランク軸を慎重に押すと「パキッ」って感じで
エンジン前側の左右ケースがわずかに開きます。
このまま押し続けたら 絶対にイケマセン。ケース割れます。
このエンジンはエンジン後端部にOリングと鉄カラーの入った右写真部があります。
ココをプラハンでしばいて、前側と同じだけ開きます。
鉄カラーはサビていますのでココは根気の要る作業です。
再びに前側を少し開き 後ろ側を叩いて同じだけ開く。
これを繰り返すと ケース左側にクランクとミッション&シフトドラムを残して
ケースは分割できます。
ただ我流なのでこの方法が正解かどうかは わかりません。
「真似したら 壊れたやんけ!」ってのはナシでお願いします。

 

ブリーザーの穴そのものは小さいハズですが
結構な量 クランクケース内部への泥の侵入がありました。

  

左側ケースに残ってたクランクも同じ要領で押し出してクランクは単体に
次にミッション&シフトドラム&シフトフォークを外そうとしましたが
シフトドラムがベアリング圧入で外れません。
 これは初めての経験。
無理は禁物!ミッションとシフトフォークのみ取り外します。
 取り外した各部品パーツクリーナーにて 慎重に丁寧に入念に泥落とし&洗浄します。
パーツクリーナーは水分を残すこともありますので拭き取りも忘れずに

幸いエンジン内部パーツは泥と水にさらされただけで損傷はなさそうです。
回していたら全てアウトでした。

つづく