☆☆ VOL.12 番外編 は@スペシャルTY175☆☆
(2011年2〜4月)

「学生のころ、TY125で校内の階段を上がったり降りたりして・・・・。」
こんな話をうかがっておりました。
私のTYを見ては、遠い日を思い起こしてる? 懐かしそうなお顔。

「それなら、一台作ります! 一緒にONE DAY TRIAL出ましょう!!」

ということで、私のTYリフレッシュと同時進行で
は@スペシャルの製作が、半ば押し付け強引に決定しました。
現行車両とは性能の差は歴然ですが、若かりし日々の思い出は蘇るのか?

先にも紹介しましたが、ベースとなったのはこの車両です。

 

ボロですが、部品取りに持っていた車両。
フレームのブラスト・諸々の再塗装は私の車両と同時作業でご紹介しましたので
組立て作業を中心に。

まずはエンジンから、↑TYのエンジンは残念ながらキックの降りないものでした。
シリンダーをめくってみると、どこからかクランク廻りに水が混入&サビた状態。
クランクは固着して回転せず、シリンダー内面少腐食、リングも固着。
このエンジンの再利用はたいへん。
そこでコイツ↓のエンジンを流用することに

 

「一体何台TYあんねん!」ってのは差し置いて・・・
このエンジンは全く異音のない良好エンジンと確認済み。ただ残念ながら125ccです。
そこで以前OHした175ccエンジンの腰上と組み合すことに。
OH175ccエンジンは別車両左右ケースの組み合わせが原因で異音してたと認識。

  

左からOH175エンジン・良好125エンジン・クランク固着エンジン。
クランク固着エンジンは部品取りとしてお蔵入り。

125エンジンのクランケケースの汚れを掃除し、右カバーを開けてクラッチの固着を外していきます。
これを機に右側のクランクオイルシールも新品に交換。
右カバーを復旧しフレームにエンジンを積み込みます。
フレームに曲がりなし!

  

同時に175エンジンの腰上をバラし、175ピストン磨いてシリンダーと共に移植。
キャブはフレームベース車両に付いてたVM26。
2NO刻印あり おそらくDT125用です。純正のVM22に比べると一回り大きい。
リアフェンダーは後部タイラップ留め。
Rブレーキ&ステップ&スイングアーム&エアクリーナーと次々組んでいきます。

  

Fフォークですが、この時代のヤマハ車ってインナーチューブがとっても錆びやすい印象。
たいがい どのTYもインナーチューブは錆びてる?
幸いエンジンを使った125に付いてたのが程度よし。
分解掃除してオイルシール交換して取り付け。
柔らかいオイルを切らしていたのでヤマハの10番使っています。
ホイールはどれもスポーク錆びてました。特にフレームベース車はヒドイ。破棄!
手持ちの予備前後ホイールが、銀ペイントながらマシだったのでコイツを採用。
前後ともホイールベアリングを新品に。タイヤはALPからのリサイクル。まだまだ使えます。次回タイヤ交換時チューブの交換推奨。

  

  

Fフェンダーは別途購入した中古品を加工してスタビライザーに固定。
前後ブレーキシューは、は@さん持込新品です。

  

左側のクランクオイルシールも交換し、
点火廻りもチャージコイル破棄、イグニッションコイルのみにして復旧。
ドライブスプロケットは手持ち新品12丁 ドリブンは中古良品51丁。
前後タイヤが付けば完成は近い。
なぜか、イグニッションコイルのステーが欠損してましたので
ステンレスのバンドでフレームに固定しています。

  

チャンバーとサイレンサーはサビっサビ・・・
スチールブラシでザックリサビ落とし&脱脂して、POR15でハケ塗り。
一晩乾かして装着。このサイレンサー、フレームレイダウンすることで前寄り装着が可能になり
パイプを詰めて短くした特製品でした。
取り付けもスプリング!なんかカッコイイ!!

  

あとはケーブル類つないで、ブレーキ&クラッチの調整して
外装積んで出来上がり。



ところが・・・・
エンジン始動すると、「ガラガラガラガラ・・・・・」

このエンジンの腰下は全く音のないものと確認済み。
OH175エンジンの異音は、左右別車両のクランクケースの組み合わせによるものと信じてしまっていた。
腰下からではなく腰上の音だったのね・・・。
そんなことも判らないとは・・・情けない。

スグに手持ちの新品リングに組み替えてみます。
少し静かになったものの やはりNG。
シリンダー自体の磨耗が大きすぎて、ピストンが振っているような音です。
このシリンダーを生かすには ボーリングしてオーバーサイズ組むしかありません。

意気消沈でしたが、気持ちを切り替え別のシリンダーを試します。
少し傷もあり、目視では今までのものよりも状態は悪い。
しかし、これ以外にはもうない。
400番のペーパーで磨いて、再塗装もして準備完了。
ついでにマフラーの抜けが悪い。コイツもサンエスで掃除じゃ!
熱いお湯で溶かしてチャンバー&サイレンサー内部に一晩漬け置き。
翌日 傷つけないよう高圧洗浄&ドライアー乾燥。

  

  

三たび組み直す。緊張の再始動
「カラカラ」と多少の異音は確認されますが、
以前に比べるとかなりマシか。
……許容範囲とします……。
そのうちボーリングしてオーバーサイズを組んでみてください。
異音は消えると思います。


点火時期を合わせて。プラグも新品。
キャブはスロー30番 メイン120番でひとまず良さそう。

「ONE DAY TRIAL」間に合いました。
一緒に楽しみましょう!
秋には「ペガサス」にも出ます??
2台並ぶと絵になるね〜〜

 

あとは納車を待つばかり。喜んでもらえるといいな〜。
昨年末から ずっとTYばかり触ってる気がするぞ。


つづく